2007年6月21日 (木)

日誌

警備員はなにかがあれば日誌に書くものと思っていたが、本日、立ち話をした警備員は、その派遣先から日誌には何があっても「異常なし」と書くように指示されたとのこと。このような隠蔽体質が、それぞれの人が声を上げることを妨げている。私はその派遣先の担当者に問いただしたところ、そのようなことを言ったことはないとのこと。再び警備員に問いただすと、何年も前に派遣先の以前の担当者から言われたのでそのままその指示を守っているとのこと。そこで、派遣先の担当者から真実どおりに書くように警備員に指示してもらった。派遣先から真実を書かないように言われると、その指示を守るという体質があることが警備業界の問題。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スパ爆発火災

天然ガスが原因とのこと。爆発してからしばらくして、関係者から危険性についての指摘が出てくる。この施設を作ったときにも関係者がいたはずで、その時に声を上げる人がいないということが問題。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月21日 (日)

宝塚カラオケ店火災

2階建て190㎡のカラオケ店の1階調理場から火災。2階にいた3人が死亡。インターネット検索をしているうちにアルバイト店員逮捕のニュース。注文が重なってドリンクなどを作っているうちにチキンナゲットの揚げ物の鍋が加熱して出火とのこと。2階の窓をすべてふさいで避難出来ない状態としてしまっていたことのほうがより責任は重いのではないか。これは法律には違反しないかもしれないけれども、火災安全工学の常識からは、窓をふさぐのであればそれにかわる安全策をとることが必然(「窓をふさいでいたからカラオケルームの利用をやめた」とのコメントが新聞に載っていたので、火災安全工学を持ち出す必要もない。)。一番弱い立場の人に責任を押しつけるのはよくない。誰にでもあるミスなので、それをカバーする対策をとっておくことのほうが大事。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月21日 (土)

ブログへの移行

これまでのスタイルがniftyの都合で5月で終了となりましたので、ブログに移行しました。1年以上、書き込みができていませんでしたが、これまでに書込んだと同じようなコメントを書くことになる事故・災害などが続発して辟易としていたのですが、皆様からのコメントをいただけるスタイルになったことをきっかけに、今後は、安全に関する研究室に勤務する人間として言うべきことは発信していきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年11月13日 (土)

世の中のトレンドになる耐震改修

耐震改修の助成・補助制度は、準備されていても、活用されることは少ない。耐震改修後の安全レベルを建物全体として、一定水準を満たすような改修でないと申請ができないことになっているからである。そのため、1件あたりの工事費がかなり高額でないと申請ができず、逆に言えば、大きなハードルを設けて必要な予算額を少なくしているのが現状といえる。部分的な改修であっても、それぞれのニーズにあった改修であれば、安全性確保に寄与すると考えられるから、もっと気軽に申請ができるように制度を変え、介護保険制度の住宅改修のような、世の中のトレンドとしていく必要を感じる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年6月29日 (火)

「予測できない事故」か

西宮市のショッピングセンター「アクタ西宮」東館のエスカレータから男児(2つ)が転落死した事故ををうけ、西宮市は、ビルの管理会社「関西都市居住サービス」が作成した事故報告書を国土交通省と兵庫県に提出した。同市建築指導課は「予測できない事故で(管理に)とくに過失は見あたらなかった」としている(6月29日神戸新聞より)。
いつも事故が起こったあと、同種の事故が実は数多く発生していたとわかって残念に思う。しかし、予測できない事故としてしまっては、今後、同種の事故が起こることを防げない。NHK神戸のインタビューでも述べたが、消防隊の救急事例などを全国的に分析する中で、危険の兆候を察知し、重大事故が起こるまでに対策を講じることができる仕組みづくりが必要である。
「アクタ西宮」東館のエスカレータは、ショッピングセンターなどで最近急激に増えた吹抜に隣接するタイプである。事故のあった4階には、アカチャンホンポというベビー用品店がある。多くの幼児が来ることを考えた設計が必要ではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年3月15日 (月)

住宅再建公費補助と耐震改修

「住宅再建に公費補助をすると、耐震改修をする気持ちがそがれるので、住宅再建に公費補助をするべきではない。お金を使って耐震改修をして家が大丈夫だった人にはお金が出ないが、耐震改修をせずお金を使わなかった人にお金が支払われることになる。」との意見がある。しかし、お金がなく耐震改修ができなかった人は、地震によって亡くなってしまう可能性が高いのに対し、耐震改修の補助を受けて耐震改修をした人は、亡くなる可能性が低い。このように考えると、住宅再建にお金がでるから、耐震改修をしないということになるだろうか。これを人々の思考形態、行動様式から示す必要がある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2003年6月29日 (日)

見て歩き会 国立国会図書館関西など

国立国会図書館関西館と私のしごと館見学。国会図書館は、気持ちよく便利に利用できそうで、避難経路を含めた空間構成もよいと感じられた。ガス消火システムの運用については、説明をしていただいた総務課の方からは詳しい話はなく、防災センターにまかせているようだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2003年6月 9日 (月)

独立行政法人化と真理

近くの民家で倒壊した時の様子を聞いた。いろんな機関が調査するのだろうが、大学で独立して調査をしてほしいと言われた。いろいろなしがらみでなされた調査結果は信じれなく、一つの真理を追究する大学に期待したいとのこと。その意味で、委託研究などを推進する独立行政法人化は、人々の期待に添えるのか、疑問に思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2003年6月 3日 (火)

消防士3人死亡

神戸の住宅火災で救助中の消防士が亡くなってしまった。可燃物、柱の断面や配置などの建物構造、一戸建てが点在する田園地帯の火災で人の目がとどかず遅れた通報、など、いろいろな要因が考えられる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«やはり規制緩和の成果